東日本大震災から半年

 
明日でもう半年経つのですね。
 
とにかくいろいろな事が起こりすぎて頭の中で整理できない状況での3・11だった。
 
それでもこうやってBlog更新してることで記憶から消え去ることなく記録として残せたのは良かったと思う。
 
思い出したくないような悪夢のような一日ではあったけど、その後のニュースから伝わってくる悲劇も含めて決して風化させてはいけない!未曾有の大災害であるがゆえに、ここで起こったこと全てを後世にしっかり伝えていかなきゃいけない義務が今生きてる俺たちにはあると思う。
 
半年前のBlogを読み返すとあの大地震の前日にも地震があって予感めいた記事をアップしてるんですよね。
 
震災直後の記事も5つに分けてアップしてます。
 
仕事上、復興復旧に絡むので石巻~南三陸陸前高田~大船渡~釜石と震災後1カ月後に足を運びその惨状を目の当たりにしてただただ茫然自失でした。
 
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3月初旬に訪れた気仙沼向洋高校。
 
新校舎がほぼ完成したばかりだったのだが・・・・・・
 
1階部分は瓦礫に埋まってしまい、4階まで津波を被ったのがわかります。
 
 
 
 
 
 
このように沿岸エリアの絶望的な光景もそこで頑張る人々やボランティアの人々、支援等でちょっとずつではあるけど復興に向かって歩み続けてます。
決して目を見張るような進み具合ではないです。国の対応のまずさが影響してるのでしょう。かたつむりのようなイライラするような遅さですが、そこで皆が歯を食いしばって頑張ってるのです。
 
インフラ整備も急ピッチです。
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4/26に仙台空港に復旧工事の打ち合わせで行った時の画像です。
 
入口から入ると目の前にこのようにトイレが丸見えなんです。
 
トイレの前の壁が津波で突き破られ、天井も落ちてました。
 
 
 
 
 
空港ビルの1階部分はほぼ破損状態でしたが関係者の努力もあって7月中にはほぼ復旧して先日の大阪出張の際にはいつもの搭乗口からで帰りの到着ロビーもすっかり元に戻ってました。
 
そして空港付近の駐車場も少しずつ復旧してました。
 
しかし、まだ空港近くの信号は作動しておらず警官が交通整理してるし、空港に向かう道路からは、瓦礫の山や廃車の山が途中見られます。
 
3・11震災後、1週間は事務所の後片付けに明け暮れて、その後ビルの屋上に駐車してそのまま降ろせなかった車をクレーンで降ろしてからいろいろ仕事であちこち向かうことになるのですが・・・
 
車がなくて身動き取れない時は行動範囲も狭くまわりの状況も人伝に聞えてくる程度だったが、いざ自分の目で見て最初にショッキングだったのが東部道路に乗って海側の光景を見た時だった。
3・11からすでに2週間が経っていた。
仙台東ICを名取方面に向かって車を走らせて、何気なく景色を見て唖然とした。
そこにあるべき景色がすっかり無くなってしまい、どんよりとしたヘドロの黒ずんだ色と瓦礫や車や船がいたる所に散乱してる光景が延々と続いているのです。
そして住宅等でそれまで見えなかった海が見えてしまってるんです。
その瞬間の絶望的な光景が俺にとってはたぶん一番ショックでした。
 
それから3カ月以上経った頃、Blog友で広島サポのピッポリーノさんが石巻で復興支援活動で滞在中の休みに急きょ山形でモンテとレッズの試合を観戦しようってことで仙台駅前で待ち合わせて、山形に向かった。
ピッポリーノさんにあの東部道路の悲惨な光景は見てもらっておこうと回り道をして東部道路経由で山形に向かったのだが・・・そのエリアに近づくと何かが変わっていたのだ。
相変わらず瓦礫も車も散乱してるのだが、あの絶望的なヘドロの黒ずんだ風景でなくそこになんと雑草が生えてきて風景に緑色が加わってるではないか?!!
その時は、ピッポリーノさんには口にしなかったけど後からなんかジワジワと感動してきたんです。
雑草のたくましさに!緑色があの絶望的な風景を復興復旧に向けて応援してくれてるようなうれしい気持ちになったんです。この時ほど風景を緑色に塗り替えてくれた雑草をいとおしく思ったことはない(笑)
 
人間だけでないんだ、自然も一緒に復興に向けて歩んでいるのだと。
 
仙台市内はもう普段と変わらない生活が戻ってきてます。
 
しかし沿岸エリアや原発問題で揺れる福島県と3・11はまだまだその後始末は延々と続くでしょう。
 
今日はジャズフェスに出かけてきました。
明日まで開催されます。
 
今年は震災の影響で開催が危ぶまれてましたが関係者の尽力でなんとかスタートできました。
仙台市内のあちこちでいろんなジャンルの音楽が聴こえてきます。
演奏してる者も聴衆もあの日の事を決して忘れることなく思いをひとつにとのことで震災発生時刻14:46分のA音(ラ)を1分間鳴らしてました。45箇所でその時間に演奏してるバンドが一斉にA音を奏でるのです。
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ちょうどその時間帯にサポ仲間の組合長さんのバンド(江刺ギター組合 オジー部)もパフォーマンス中でした。
 
ドラムが組合長さん。
 
ヘビメタのオジーオズボーンのコピーバンドでギターはメチャクチャ巧かった!
完コピで凄かったです。
 
 
 
 
 
1分間のA音での黙祷のようなゆったり感からヘビーなギター音に変わるのもこれまた楽しかったです(笑)
 
詳しくは明日また記事にします。
 
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