リャンがいてくれて良かった!☆

 
 
このサンスポ系の記事は以前にも仙台を古いサッカーと断言しました。
今回の記事は、ちょっと痛いところを突いてるところもありますね。
甲府の昇格の一番の立役者のダヴィがこの記事のとおり鹿島に来季に入るのだとしたら、なんかそれはちょっと違和感を感じますね。
結局資金力のあるビッグクラブがいいとこ取りの選手補強で強くなるのでは、優勝するのはビッグクラブだけになってしまうのがこれまでのJリーグの傾向でした。
 
でもそんなに資金力のない仙台や広島が今年は優勝争いをしてます。
 
どちらも時間をかけてチームを作って、その結果が今季花開こうとしてます。
 
ビッグクラブがそうやって資金力にモノを言わせて戦力補強してるのに対して広島はユースからの選手が多く成長して主力で活躍してます。仙台も2003年以降に入団した選手が成長して途中から選手との融合がうまくいってチーム力が上がっていきました。途中から加わった選手もそれまでのチームで伸び悩んでいた選手が仙台で花開いてます。
 
そうやって毎年の積み重ねがチームを強くして、2002年、2003年の時にはまったく歯が立たなかったビッグクラブの鹿島、名古屋、ガンバ、浦和等にも堂々と戦えるようなチーム力がついてきました。
 
ある意味、今季仙台や広島が優勝するってことは、優勝経験のないJのチーム、Jリーグ入りの目指すチームにとっては励みになると思います。
自分たちだって将来頂点を目指せる!という夢、希望がサポにも膨らんできます。
 
 
サッカー選手にとってチームを選ぶことが出来るのはほんの一握りの選手だけ。
多くの選手は、必要してるチームからのオファーがあればそこに入団することになる。
どこからも声がかからず、JFLや地域リーグで頑張ってチャンスを待つ選手、そのまま夢破れてしまう選手それぞれです。
それも実力があれば成功するのか?!というとそでもないのが勝負の世界。
チームの環境、そこにいる指導者等によって選手の運命も左右されることがほとんどだと思います。
 
昨日の朝日新聞に連載中のリャンのコラムでは、まさにリャンが仙台入りするまでの過程で紙一重でどうなったか?!ほんとよくぞ仙台がリャンに声をかけてくれたと思ってしまいますよね!
 
朝日新聞でしか見れないので今回も転載しますね。
 
 
継続力
 
仙台の入団テストは一度もやったことがない3バックの左のDFで受けた。2004年3月、Jリーグ開幕前の1週間。大学卒業間近に練習生として合流した。
けがの選手の代わりに紅白戦にも出た。
「このポジションで何をアピールすればいいのか」。あきらめ半分で過ごしたが、帰宅して大阪で夕食を食べているときに契約の連絡をもらった。「受かってしまった」と思わず口にし、一緒にいた友達と驚いた。紅白戦でFKを決めたことが良かったのかもしれない。
その4ケ月ほど前、あるJ1クラブの練習に3、4日参加し、後日「他のチームに行かないで」という連絡をもらった。J1クラブに入れると期待したが、その後、所属していた阪南大の監督を介しても連絡がつかず、説明もないままそのクラブへの加入をあきらめざるを得ない状況になった。思い出すと、今でも当時の悔しさがこみ上げる。
2月に練習に参加した別のJ1クラブとも契約に至らず、「Kリーグ(韓国)に行こう」と考えた。飛び込みでKリーグのチームの練習に参加させてもらおうと、パスポートを取得。仙台での練習の話が舞い込んできたのは、渡航直前だった。
仙台入りし、安定して出場するまでの3年間かなり練習した。クロス、サイドから切れ込んでシュート。(現監督の手倉森)誠さんは居残り練習につきあってくれた。「まだまだ」「そんなシュートじゃ入らんぞ」と、冗談交じりに励ましてくれる。楽しくできるように言葉をかけてくれたんだと思う。
先発定着後、リーグ戦は213試合連続で出場した。今季開幕前のタイ遠征でけがをし、記録は途切れたが、練習や試合後のアイシングを欠かさなかったことが、けがが少なかった理由かもしれない。トレーナーに勧められて始めたアイシングは、翌日の足の疲労や痛みを軽くした。
これだけやって、出られなかったら仕方がないと思えるだけの準備は続けていきたい。
 
テグさんと選手の信頼関係が強いのはこのコラムからもよくわかりますね。
リャンも2008年磐田と入れ替え戦で敗れた後にガンバからのオファーがあったようですが、迷わず仙台でプレイすることを選択してくれました。そこには仙台で成長したこと、テグさんの存在も大きかったのだと思います。
 
今でも思い出すし、当ブログでも紹介してますがその磐田との入れ替え戦アウェイで負けて昇格を逃した試合終了直後に直樹とリャンが俺たちサポのところに挨拶にきてくれました。
 
アウェイのゴール裏をずっとまわってきて、俺たちの前に来た時に、すでにガンバ入りの噂もあったので俺は思わずリャンに「来年も一緒に戦おう!他には行かないで!」と言ったらリャンは「どこにも行かないよ」と答えてくれました。
その当時のことを思うと今でもジーンと目頭が熱くなってきます。
 
仙台というチームには、リャンに限らずチーム愛にあふれた選手は多くいます。
だからこそ結束力も強く、チームとために頑張る気持ちが他チームより強いところが今季の成果にもなっているのでしょう。
 
リャンのコラムを読み終えて、心から思いました。
 
リャンが仙台にいてくれてほんと良かった!と・・・・
 
 
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FORZA!SENDAI!!
 
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