120分の死闘、PK決着は、残酷だ~

前半26分、Cロナウドのヘッドで先制すると何度もマンUに決定的な場面生まれるが、Pチェフの好セーブで逃れると前半終了間際にランパードが同点ゴール!
後半になると流れはチェルシーに・・
そのまま1-1で延長戦に突入も両社譲らずのドロー。

ドラマはPK戦に・・
世界のトップGKのふたり、マンUファン・デル・サールチェルシーのPチェフがそれぞれ立ちはだかるPK戦は、思いのほかプレッシャーも大きいのだろう。それでもテブス、バラックと落ち着いて決めると二人目までは静かに進む。
3人目、マンUは、Cロナウド!!
思い浮かべるのはCL準決勝のバルサ戦でのPK失敗。
まさかまたはないよな?!って思いつつも嫌な予感・・・ってマジ?
フェイントをかけて助走を止めたCロナウド・・・しかしGKは微動だにせず、この瞬間Cロナウドの頭の中は一瞬パニックに?!もう蹴りこむまでの助走もなく力のなおシュートにGKPチェフは、反応しないわけない。またもPK失敗だ~やっちゃたって表情のロナウド・・・
そのまま5人目マンUナニが決めて、最後のキッカーになるはずのチェルシー主将のテリーが険しい顔でボールを置く。もうマンU絶体絶命!!
チェルシー初優勝の瞬間だ!のはずだった・・・
テリーが助走に入り蹴りこんだ瞬間、軸足が雨のピッチですべってしまう。蹴りこんだボールは、ゴールの枠を外れて右側に・・頭を抱えるテリー。
これで形成逆転!!
先行のマンUが断然有利でサンドンレス・・
7人目ギッグスがベテランらしいキックで決めるとチェルシーアネルカ
もう凄いプレッシャーなんだろう・・・すばやく蹴りこんだボールにGKファン・デル・サールは反応!セーブしてマンUの優勝だ!

マンU     1-1  チェルシー

C・ロナウド 26' 1 - 0  
        1 - 1 45' ランパード



PK戦テベス○、バラック○;キャリック○、ベレッチ○;C・ロナウド×、ランパード○;ハーグリーヴス○、As・コール○;ナニ○、テリー×;アンデルソン○、S・カルー○;ギッグス○、アネルカ×

それにしてもPKで明暗が分かれてしまうには惜しい両チームの攻防だった。
試合後、PK失敗のテリーを慰めてチェルシーのグラント監督の後ろ姿が優しかったな・・・
Cロナウドは、優勝決定の瞬間、皆がGKに向かって走っていく中ピッチに倒れ泣き崩れた。テリーの失敗がなければ、PK戦での戦犯になってたのだから・・
両者の明暗をこれまでにしてしまうPK戦はなんとも残酷だ。
そんな思いでこの優勝で喜ぶマンU、落胆のチェルシーの光景を見ていた。