痛み分け?だが・・

札幌は、想像していたが守備の徹底が選手に浸透していた。
特にブルーノ クアドロスと曽田を中心にDF陣が安定していた。
それにしても後半ドン引き、10人での守備にはさすがに相当ゴールをこじ開けるのは厳しく、敗戦も頭をよぎった。
昨年の今頃の仙台も今の札幌のような試合をしていて、札幌サポから仙台のサッカーは、ベガルタ水戸だとか言われたが、今の札幌もそんな感じだな(苦笑)
ただ、三浦監督の下で戦術の徹底されて、昨年の仙台よりは上だろう。
しかし、札幌はまだ上位チームとほとんど対戦していないのでこれからが今後を占う正念場となるだろう。

さて仙台、結果論だが、先取点は与えてはいけなかった。
前半41分、セットプレイからのリスタートでDFのマークが微妙にずれて、藤田のクロスに曽田が角度がないにしろほとんどノーマークでのヘディングによる得点だった。木谷はウォッチャーになってた。
今年の仙台の好調のムービングサッカー。ジョニウと直樹の両ボランチの守りは安定していて心強いのだが、どうもセンターバックのふたり、木谷と白井が不安だ。
もちろん試合を通じてほとんど安定してる働きはしてると思うが、どこかで致命的なミス、マークのずれによる失点が目立つ。

昨年の仙台なら1点先制されて浮き足立って、ロングボールを多用して跳ね返されての繰り返しでたぶん負けてただろうな~

今年の仙台はやはり違う!
とにかく何度もパスで崩していく。何度も途中でカットされたりもしたが、守ってる側からすれば単調にロングボールを放り込まれてるほうが楽なはず。
かなり相手DF陣も消耗していたはずだ。

前半はお互い一進一退だったが後半は仙台が攻めまくった。
それでも全員引いてる札幌のゴールを開けるのは困難だったが、それをこじ開けたのはやはりムービングサッカーだった!
リャンからのライナー性のパスを永井が絶妙のトラップ!これが上手かった!!!
ここでマークがずれて、万代へのパス。
万代はボールを受けてから落ち着いていた!
一呼吸おいてのシュートが見事のゴールに吸い込まれていく!
素晴らしいゴールだ!
愛媛戦でのゴールに続く連続ゴールだ!
もうここからは、サポの応援もさらに熱くなり押せ押せだったが結局そのまま終了・・・

ボールポゼッションも仙台がかなり上回ってて勝てたとも思うが、万代のゴールがなければそんな気持ちもなく負け惜しみになるとこだったので、ドローでも良しとしなければ・・・って言うかよく引分に持ち込めたと思う。
なんと言ってもまだ負けてないのだから・・1試合多いとはいえ首位もキープしてる。

今日の試合、俺的に面白かったのが、田ノ上と藤田のマッチアップだった。
藤田は、若くて足も速くこれからが楽しみな選手だ。
田ノ上も一度完全に振り切られる場面でピンチを招いてヒヤヒヤだったが、その後は、早めの対応で抑えつつも自らの攻撃参加が光った。

仙台、これからの対戦相手は、徳島、鳥栖、山形と下位だが草津戦のような油断、おごりのないように気持ちを引き締めて臨んでほしい。