無敵艦隊にヒディングマジック撃沈!!

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EURO2008準決勝

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ロシア 0-3 スペイン


得点 シャビ50’グイサ73’シルバ82’

攻撃的な両チームの激突!
予選グループリーグは、4-1とスペインが圧勝したが、ロシアはその後調子を上げてここまで上り詰めてきており、拮抗した試合になると思う。
ロシアは、前の3人、パブリチェンコ、アルシャフィン、セムショフが強力だ。
それに対しスペインもビジャ、トーレスの強力2トップにシャビ、イニエスタあたりがどう絡むか?

ユニがどちらも赤が基調なのでロシアがホームの赤、スペインは黄色だ。
天候は、雨。このところ雨の試合が多い。しかも稲妻が光ってる!

開始早々ロシアは、ちょっと慎重すぎるのか?やや引き気味なのが気になる。
案の定スペインが前掛かりになって猛攻を受けてしまう。
ロシアは、3トップぎみに前で張ってるが中盤との距離感がルーズだとスペインの逆襲を喰らってしまいそう。
スペインは、両SBのオーバーラップもロシアが下がり気味なので目立つ。特に右SBのセルヒオ・ラモスの積極的な仕掛けにビジャ、トーレスも前線からシュートまで行ってる。
17分過ぎで総シュート数はスペイン5-1ロシアだ。
しかしポゼッションはここまでロシア57%スペイン43%。
ロシアもアルシャフィンが前線でボールを持つとやっかいで、プジョールもファウルで止めるのがやっとだ。ただイマイチここまで存在感ないかな・・
スペインの個人技は、素晴らしいものがある。どの選手も独特ぼボールとの距離感でのドリブル、パスへのタイミングがある。スペインだからこそロシアの厳しいチェックをギリギリでかわせるのだ。
徐々にロシアが中盤でボールを回して攻撃の形ができてきてフィニッシュまでいけるようになってきてる。決定機にパブりチェンコの惜しい場面が続く。
ただオランダ戦で見せた速攻がほとんどないな~
30分過ぎにスペインにアクシデント。ビジャの動きがおかしい?!!負傷したようだ。
34分スペイン、セスクINビジャOUT。
セスクが入ってリズムが良くなってきたスペイン。
トーレスが前線でボールをうまく受けてるのでこのままうまく機能すれば得点も生まれそう。
しかし前半はスコアレスで終了!
前半、ロシアは、スペインの攻撃陣を警戒してか超攻撃的布陣での展開がほとんど見られなかった。
時折見せる攻撃はさすがだがオランダ戦で見せたような脅威にまでは程遠い。
イメージ 7後半に向けてヒディングはどう策を選手に授けるのか?!!

後半開始。メンバー交代はなし。
スペインの攻撃サッカーが全開だ!
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50分スペイン、トーレスがファーに流れ、セスクがニアにポジションチェンジでロシアDF陣を引きつけるとイニエスタが中央左側から切れ込み素早いクロスにシャビが合わせてゴールだ!!!スペイン先制!!!!1-0!いかにもスペインらしいらしい流れるような得点シーンだ!

その後もトーレスの惜しいシュートが枠外。スペインのペースになりつつあるのか?!
こうなると打つ手が早いのがヒディング
56分ロシア、ビリアレトジノフINセムショフOUT.
57分ロシア、シチョフINサエンコOUT。
それでもスペインの猛攻が続く。
ここまで総シュート数スペイン13(6)-5(0)ロシア。それでもポゼッションはロシア52%だ。
ヒディングの険しい表情が何度も画面に映し出される。
イメージ 569分リードしてるスペインが一気に2枚のカードを使う。
シャビアドンドINシャビOUT.グイサINトーレスOUT。
なんとも大胆な采配に解説の代表監督岡田さんも思わずうなる。
そしてこの采配がピタリ決まってしまう!

73分スペイン、セスクからのパスに交代したばかりのグイサがGKを前にフワリとかわすようなシュートがゴールへ!!2-0とリードを拡げる!!!

それにしてもセスク、何でこの選手が控えなのか?って岡田さんが何度も口にしてるくらい素晴らしい!そりゃアーセナルの中心選手だし当然だ。それだけ凄い層の厚いスペインの中盤だ。
FWにしても2点目あげたグイサは、リーガの得点王!なのに控えなのだから。それだけスタメンも控えでも戦力的な差もないのだから大胆采配もできるのだろう。
もうセスク、そしてスペインの勢いは止まらない!

82分スペイン、セスクが左サイドをドリブルで持ち込みクロスに中央に走りこんだシルバが合わせてゴール!!!!スペイン3-0!!!!

イメージ 6さらにグイサが決定的な場面を作る。トーレス、ビジャに劣らぬ強さ、上手さもありなんともうらやましいFW陣だ。決定力不足の日本や仙台にははるかはるか雲の上のような世界の頂点の攻撃陣。(苦笑)
このまま3-0で試合終了!
結果的にオランダ戦で見せたロシアらしさが見られなかったのが、スペインがそれをさせなかったのかもしれない。
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ヒディングマジックばかりが注目されるがスペインのルイス・アラゴネスの戦術眼の的確な采配も光っていた!前半のビジャの負傷にせよセスクを早めに投入から一気に流れを引き寄せて後半への爆発に繋がってる。

これで決勝は、ドイツとスペインの優勝候補同士の対決。攻撃的な両チームだが剛のドイツ、柔のスペインと対照的だ。